依存症とは

依存症は、アルコールやギャンブルなど特定のものに強く惹かれ、やめられなくなる状態です。本人は「やめたい」と思っても自分ではコントロールできず、結果的に自分や周囲の人を傷つけることがあります。
依存の原因は多様で、医学的な要因だけでなく心理的な要因も大きく関わっています。単に依存対象から遠ざけるだけでなく、心身の状態を改善し、より良い生活を送るための「全人的な回復」が重要です。
私たちは依存に苦しむ方々が、心身ともに健康な状態を取り戻し、自分らしい人生を歩めるよう様々な支援を行っています。専門的な知識と経験に基づいたケアを提供することで、依存症からの回復をサポートし、本人だけでなく家族や周囲の人々も共に成長できるよう努めています。
依存症は決して克服できないものではなく、適切な支援を受けることで、回復し、新たな人生を歩むことが可能です。
私たちにできること
依存症の克服は、一朝一夕にできるものではなく、長期的な取り組みが必要です。
私たちは個別相談を受け付け、ご本人様に合った機関のご紹介や、社会復帰できるようサポートしていきます。
克服までのステップ例
- 自分がアルコールに依存していることを自覚し、克服する決意をする
- 医師やカウンセラーなど専門家のサポートを受け、自分に合った治療プログラムに参加する
- バランスの取れた食事をする、適度な運動をするなど、健康的な生活習慣を身につける
- 仕事や社会生活に復帰し、新たな人間関係を築く
- 再発のリスクを常に意識し、周囲のサポートを受けながら、生涯にわたって回復を続ける
依存症の種類
アルコール依存
アルコール依存とは、アルコールの摂取をコントロールできなくなり、日常生活に支障をきたす状態を指します。身近なものであるからこそ依存に気づきにくく、飲酒運転による交通事故、暴力や虐待、自死などの社会問題の陰にも、アルコール問題が潜んでいることが、少なくありません。
薬物依存
薬物依存とは、特定の薬物を繰り返し摂取することで、脳の神経回路に変化が生じ、その薬物なしではいられなくなる状態のことを指します。「一度くらい大丈夫」という軽い気持ちから手を出し、抜けられなるなることが、薬物依存の恐ろしいところです。薬物によって得られる快感や高揚感を再び求め、その刺激がないと不安や不快感を感じるようになります。薬物の使用を中止すると、不安、震え、不眠、吐き気など、様々な身体的・精神的な症状が現れます。
ギャンブル依存
ギャンブルに夢中になりすぎて、日常生活に支障をきたす状態を指します。一度ギャンブルを始めると、同じ興奮を得るために、より高額な賭けをするようになり、賭け金が増えていきます。そしてギャンブルができなくなると、イライラしたり、落ち着きがなくなったりするなどの症状が現れます。
ギャンブル依存の原因は、遺伝的な要因、環境的な要因、心理的な要因など、複合的に考えられています。
インターネットゲーム依存
インターネットゲーム依存は、現代社会において深刻な問題となっています。ゲームに費やす時間がどんどん増え、自分ではコントロールできなくなり、仕事や勉強、人間関係など、生活のさまざまな面で問題が生じる状態です。ゲーム依存が深刻になると、睡眠不足や不規則な生活になり、イライラしやすくなることで、家族や周囲の人々に対して暴言を吐いたり、暴力を振るったりするケースも報告されています。また、現実社会とのつながりを希薄にし、不登校や対人関係のトラブル、ひいては暴力行為へと発展するリスクを高めます。
その他の依存
「やめたいのに、やめられない」という症状は、アルコールや薬物などに限りません。買い物依存や万引き、性的行動、特定の人物への執着、過食、SNS依存など、多岐にわたります。これらの行動は、一時的な快感や安心感をもたらしますが、一方で、日常生活に深刻な支障をきたす可能性があります。
依存行動の多くは、心の隙間を埋めるための代償行動である場合が多く、心の根底にある問題を解決することが、依存症克服の鍵となります。専門家のサポートのもと、自分自身と向き合い、より健やかな生活を取り戻しましょう。
